飼育員ブログブログ
2026年9月1日(火)エンリッチメントワークショップが開催されました!
先日、当園で環境エンリッチメントに関する実践講習会(関係者向け)が開催されました!
環境エンリッチメントとは、動物が本来持っている行動を引き出し、心身の健康や生活の質(QOL)を高めるために、飼育環境を工夫することです。
対象となる動物が本来どのような環境で暮らし、どのような行動をするのかを理解した上で、飼育環境の課題や、引き出したい行動を考えることが大切です。
「何を提供したか」よりも「どんな行動を引き出せたか」が重要だと考えられています。
実践講習会では、
①対象となる動物を観察し、引き出したい行動や飼育環境の課題を見つける
②アイテムを作成し、設置する
③動物を観察をして環境エンリッチメントの効果を測定
という流れで2日間、楽しく熱い時間を過ごしました。
今回の対象種はウサギ、テンジクネズミ、アカゲザル、チンパンジー、フサオマキザル、マンドリルの6種です。
ここからは作ったアイテムと動物の反応を紹介していきます!
ウサギには暑い夏、寒い冬、グラウンドに出せないという課題があり、室内でもウサギが快適に過ごせるように穴掘りができるケージを作っていただきました!


テンジクネズミにはたくさんの隠れ家を!上にも登れるようになり、寝室の利用できる空間も広がりました!


アカゲザルにはグラウンドに日陰を作り、さらに普段使いできるフィーダーを多数作りました!早速日陰を利用し、フィーダーも使っています。


チンパンジーには大きなフィーダー、ハンモック、おもちゃを。キーパーエリアから餌を追加できるフィーダーが人気です!


フサオマキザルにはいくつかのパズルフィーダーとグラウンドの上部の空間を利用できるよう、消防ホースを設置していただきました!


マンドリルには音が鳴るフィーダーとキーパーエリアから餌が追加できるフィーダー、竹を使ったフィーダーなどを作っていただきました!


それぞれのアイテムをどんな風に利用しているかはInstagramでも紹介していきたいと思います!お楽しみに~!
エンリッチメントアイテムを長く使うには、どんどんレベルアップして動物にとって適度な難易度を保つことが大切だと思っています。
また、衛生面を保つため、職員が管理しやすいことも大切なポイントです。
今回作ったアイテムを日々改良、改善しつつ、大切に使いたいと思います。
今回の実践講習会のために、Amazonほしい物リストでカラビナ、ブイ、ステンレスワイヤーバスケットを購入していただきました!
ご寄付いただきありがとうございました!どんな風に使わせていただいているかもInstagramで後日ご紹介したいと思います!



アカゲザルのグラウンドに
消防ホースをつけました。
作ったアイテムを動物たちが利用してくれるのを見るのは飼育員としてやりがいを感じる瞬間です!
ここでは紹介しきれない動物たちの反応やエンリッチメントアイテムもたくさんあるので、ぜひご来園いただき、ご自身で確認していただけると嬉しいです!!
動物たちが日々より良い生活ができるよう、これからも努力していきたいと思います。
全部の動物に携わったことがあると気付いた、今はアカゲザル担当: 櫻井
