飼育員ブログブログ
2026年9月28日(月)チョコの思い出
2026年9月6日にヒツジのチョコが亡くなりました。
もうすぐ亡くなって1か月が経とうとしています。チョコは生まれてから16年、京都市動物園で暮らしました。そんなチョコの思い出を少しだけ振り返ってみたいと思います。

チョコは、2010年2月23日に当園で生まれました。お母さんは「マッチャ」。マッチャが妊娠した状態で他園から当園にやってきたので、お父さんは分かりません。
2月23日の朝、担当者が見に行くと生まれていたそうです。


八つ橋の味にちなんで「チョコ」と名付けられました。一緒に暮らしていたのは、お母さんの「マッチャ」と別のヒツジの「ニッキ」。3頭とも八つ橋の味にちなんだ名前を付けていました。

2011年に旧おとぎの国から仮の動物舎を経て、現在のおとぎの国へ。
考えてみると、現在飼育しているヤギ・ヒツジで旧おとぎの国で暮らした個体はいないので、「チョコ」が旧おとぎの国を知る最後の個体でした。
現在のおとぎの国ではふれあいの時間にグラウンドに出ていましたが、他の2頭と一緒に退避エリアでのんびりしていることが多く…ヒツジは触れないなあと感じられたお客様も多かったかもしれません。
それでも間近に「チョコ」を見ていただいて、ヒツジってこんな動物なんだと発見していただけることも多かったかと思います。
2022年に相次いで「マッチャ」と「ニッキ」が死亡し、それからは1頭で暮らしていたチョコ。晩年に「ワタ」と「アメ」がやってきて、3頭でよく一緒に過ごしており、私たち飼育員も3頭で過ごす姿を微笑ましく見ていました。

「チョコ」は、とても食いしん坊で、亡くなる前々日までよく餌を食べていました。亡くなった時には前歯は1本しか残っておらず、奥歯もかなり擦り減っていましたが、それでも餌をねだってよく鳴き、元気でした。擦り減った歯でも餌を食べられるように、2025年からは餌をAmazonほしい物リストでご寄付いただいた粉砕機を使って粉砕して与えていましたが、それも良かったと思います。ご寄付いただいた方、本当にありがとうございました。
「ニッキ」とお母さんの「マッチャ」は13歳で亡くなりましたが、「チョコ」は2頭の年齢を大きく超えて、16歳まで長生きしました。
よく食べたのが長寿の秘訣だったと思います。
亡くなる3日前から自力で起立できなくなり、亡くなる前日には起立を補助するなど工夫しましたが、残念ながら9月6日の朝様子を見に行くと亡くなっていました。

こうして振り返ってみると、チョコは16年間本当に頑張ってくれたと思います。
また、長きに渡り「チョコ」を可愛がっていただき本当にありがとうございました。
ヒツジ担当:島田
