生き物・学び・研究センターブログ
2026年1月10日(土)今年も行ってきました!サイエンスアゴラ2025
2025年10月25、26日の両日、東京・お台場のテレコムセンタービルおよび日本科学未来館を会場に、科学技術と社会をつなぐオープンフォーラム「サイエンスアゴラ2025」(主催:科学技術振興機構)が開催されました。

昨年に引き続き2回目の参加です。
京都市動物園の職員だけでなく、金沢大学の一方井祐子先生とその学生の方々、京都女子大学の生田目美紀先生、そして当日の助人として北海道大学の大谷祐紀先生が対応しました。
当日は100名以上の方々に来ていただき、「ドキドキどうぶつラボ:感覚でつながる どうぶつの世界」をテーマに、様々な体験していただきました。 当日の様子をご紹介します。


写真2-2:子供達が参加しやすい雰囲気のブースの様子
AR体験とVR体験は、動物の存在を自分の感性で感じて心を動かすための体験です。
AR体験では、ブースの中に設置した動物たちの痕跡(例えば、うんち)のアイコンをタブレットで読み込んでいきます。すると、部屋にはいないはずの動物のAR動画が出てくるしかけです。大きな動物は、近くでは全体像が見えません。引いて全体像を確認する操作を通じて、動物の大きさを体感することができます。


VR体験では、京都市動物園の職員が撮影してきたウガンダの森に生息するチンパンジーの動画が流れていて、森のなかでチンパンジーを探すというシンプルな体験ができます。とても簡単そうに聞こえますが、じつは野生のチンパンジーは木の上の方にいること、動くと木が揺れることに気がつかないとみつけられないのです。保護者の方が苦戦する場面も。森の中でチンパンジーをみつけたときには、遠い存在だった野生のチンパンジーが、見つけた喜びと共に身近になる体験です。

自分目線の動物ではなく、動物の目線になった動物の心の動きが理解できる動画とクイズの科学体験ができます。


参加者のほとんどは10歳以下の子供たちでした。体験後に一番印象に残っていることを聞くと、面白かった!ゾウが大きくてびっくり!といった感覚に訴える答えが多かったです。しかし、それだけではなく、自分だと笑顔は歯が見えるものと思っていたけど、チンパンジーだと違うんだ、というように動物種の生態をふまえた他種とヒトとの違いに気づく場面も多く見られました。また、体験で得られた知識や感覚から、気づきを得て、親子の対話につながる場面も。
楽しい、だから知りたい。そんな体験が動物園でも提供できるように展開していきたいと思います。
生き物・学び・研究センター
工藤
●詳細は報告書をご覧ください。
●この展示は、以下の助成を受けたものです。
絶滅危惧種の見えていない姿や気持ちを見える化する教材開発 科学研究費補助金 基盤研究(B) 24K00474 (代表 工藤宏美、京都市動物園)
「誰もが共に楽しく学べる科学系博物館」の情報デザイン 科学研究費補助金 基盤研究(B) 23K25138 (代表 生田目美紀、京都女子大学)
