生き物・学び・研究センターブログ

2026年5月2日(土)(チンパンジーのお勉強)見つめられながら勉強

チンパンジーたちの「お勉強部屋」に、久しぶりにテレビカメラの取材が入りました。

いつものように勉強するニイニ(中央)とタカシ(右)。狭いヒト用のスペースは取材の人たちでいっぱい。

類人猿舎で「チンパンジーのお勉強」を始めた2009年頃は、何度もメディアの取材を受けていましたが、最近ではあまり注目されてこなかったため、タカシとコイコ以外のチンパンジーたちは慣れていません。そのため、警戒してお勉強部屋に入ってこないか、逆に興奮して勉強が手につかない状態になることも想像しましたが、当日になってみると、ほとんどいつもと変わらない調子で勉強に取り組んでくれました。

ロジャー(左)は見慣れないヒトに少し警戒気味。

いつものように、ニイニが他の個体のごほうびを横取りしたり、

ロジャー(左)が問題に正解して獲得したごほうびを、腕を伸ばして横取りするニイニ(右)

勉強場所をめぐって、さまざまな駆け引きが見られたり、

勉強するニイニ(右)にあいさつするコイコ(右から2番目)。タカシ(右から3番目)はコイコのお尻が気になる様子。

さらにわがままに、ニイニが2台のモニターを独り占めして勉強しようとしたりと、いつもの勉強部屋で見られるさまざまな行動を見せてくれました。

ニイニ(左から2番目)が中央と左のモニターの両方に手をかけて、他の個体に触らせないようにしている。左のモニターで勉強していたロジャー(左)は、力ではかなわないので、ニイニの横で場所が空くのを待ちながら、ニイニの様子をうかがっている。

この日は、取材の方にそのときのチンパンジーの様子を説明しながら、正解のごほうびを補給しながら、問題が終わったモニターで新しい問題をセットしていたので、メモがまったく追い付かず、勉強の様子を記録したビデオを見ながら、実際の勉強の時間の3倍くらいの時間をかけてこの日のメモを付けました。

田中 正之