救護センターブログブログ
2017年11月8日(水)10月の救護状況
	先月は6種7羽の持ち込みがありました。
	そのうちすでに,オオミズナギドリ,オオルリ(2羽),ヒドリガモ,メボソムシクイの
	5羽が元気に野生へと還っています。
	
	              オオミズナギドリ
	
	        オオルリ
	
	                ヒドリガモ
	
	            メボソムシクイ
	持ち込まれた7羽のうち,5羽の負傷原因が
	「窓ガラスや壁に衝突」したことによるものでした。
	多くの鳥の場合,窓ガラスの存在に気付くことができません。
	窓ガラスの反射により,草木や空があると勘違いし,
	全速力で衝突をしてしまうのです。
	骨折や脳しんとう,神経症状のほか,
	衝撃のあまり死亡してしまうケースも少なくありません。
しかし,ちょっとした工夫でこの衝突を防ぐことができます!
	 
	動物園内のある窓ガラスです。猛禽類のステッカーを貼っています。
	これはバードセイバーシールといい,
	野鳥に天敵がいると思わせることで衝突を防いでいます。
	また,窓際にカーテンやすだれをかけることも反射を防ぎ,
	窓ガラスの認識へとつながるため,効果大です!
	ご自宅の窓に野鳥が衝突した経験のある方,私のおうちも心配…という方,
	ぜひとも野鳥に優しい生活を心掛けてみてはいかがでしょうか?
救護スタッフ アベ
