救護センターブログブログ

2025年5月18日(日)愛鳥月間真っ盛りです、そしてヒナは拾わないで!

野生鳥獣救護センターです。
5月は愛鳥月間、愛鳥週間!今年は毎週様々なイベントを行っております。
先日5月4日はサイエンストーク「カンムリワシの進化と生態の謎に迫る」、5月10日は園内ガイド「救護が行く!」、5月18日は「絵本の読み聞かせ」、いずれも幅広い年代の来園者の皆様に楽しんでいただけました。ご参加いただきありがとうございました!
限られた時間ではありましたが、「そうなんだ!」「もっと鳥のことを知りたい!」と感じていただけたらなによりです。

そしてイベントラスト、5月25日はキーワードラリーを開催します。
正解者先着50名様には記念品をプレゼント。是非ゲットしてくださいね!
詳細は動物園ホームページを参照ください。
「5月は愛鳥月間」~野鳥を大切にし、自然を守ろう!~

愛鳥月間ポスター


この時期、「鳥のヒナが道路にいるのだけど、どうしたらいい?」「とりあえず保護したけどどうしたらいいか分からない」といった問い合わせが増えております。
野生鳥獣救護センターではヒナの受付を行うことができません。というのもヒナは親鳥に育てられてこそ一人前になるからです。ヒナは頼りない姿で私達の眼の前に現れることが多々ですが、それは彼らの試練の時が始まったということ。親の助けを得ながら一人前になるための修行中なのです。ですからそこへ人が介入することはヒナが立派な大人になることを妨げてしまいます。
もしも路上等、危険な場所であればそっと草むらや木陰に移し、そのまま立ち去るようお願いします。人のニオイがついたとしても親鳥はその程度ではヒナを見捨てることはありません。



どうか、1羽でも多くのヒナが立派な大人になれるよう、適切な距離を保ってくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

救護センターから動物園に移動したアオバトのテンチャは先住のアオバトともすっかり馴染み、マイペースに過ごしています。テンチャのお話はまた次の機会に!

野生鳥獣救護センター みやがみ