飼育員ブログブログ
2017年1月6日(金)シリーズ~ヤマネコとイエネコ~⑨
	みなさん,風邪など引いていませんか?
	大好きなジンチョウゲのつぼみが膨らみ始め,咲くのが楽しみな反面,このまま冬でいてと願うタカギです。
	今日のツシマヤマネコとイエネコの比較は「目」です。
	前回お見せしためいちゃんの箱で寝る様子ですが,これを見ているといつもと違う顔のめいちゃんが現れるのです。
	
	こんなまんまるお目目のめいちゃんは,日中は見ることができません。
	なぜなら・・・
	ネコは人よりも光彩(黒目の部分)の変化がはっきりしていて,特に日が当たるとこんな風に見えるのです。
	
	あ,これは天然くんのキイチですが *^_^*
	これはイエネコも同じですので,代表のクロネコくんに登場してもらいましょう。
	まずは,日光浴中
	
 
	縦長の光彩です。
	そして,夜まったりしているとき
	
 
	これは,小型ネコ科共通ですが,同じネコ科でも大型のものは光が当たっても縦長になりません。
	
 
	先日亡くなってしまいましたが,大好きだったライオンのクリスです。
	目がテンになっています。
	ライオンやトラ,ジャガーなどは縦長にはなりません。
	これがなぜなのかはまだはっきり解明されていないようです。
	(小型ネコ科にも光彩が縦長にならない種もあります。)
	この光彩の形について調べていると,次々に不思議なことが現れ,調べきれない状態になっています^^;
	ですので,そんなお話はまたの機会に…
種の保存展示課 タカギナオコ
