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2022年5月15日(日)獣医室だより165 ロバの削蹄
この春、当園の動物園獣医師の間で、担当動物の変更がありました。
私が新たに主担当となった動物に、ロバがいます。
おとぎの国にいるロバのハルは、1.5箇月を目安に削蹄を行います。
今までウマの仲間の削蹄をしたことがなかったので、前任の獣医師に教えてもらうことになりました。
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蹄叉の部分に土が詰まりがちであるため、ブラシを使ってこれを掃除します。
蹄叉に浮いた部分があるときには、剪定鋏でトリミング。
次に剪鉗と削蹄鎌で余分に伸びた爪を切り、最後に蹄用のやすりで整えます。
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教わった後にやってみますが、「後ろから見たときに蹄の底が水平になるように」というのがなかなか難しい。
チェック後に手直しをしてもらい、何とか完了。
新たな仕事に挑戦するのは大変ですが、楽しくもあります。
ハルに快適に過ごしてもらえるよう、技術を磨きたいと思います。
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土佐