飼育員ブログブログ

2025年10月3日(金)世界ゴリラの日 at 大阪・関西万博 ガボン館

9月24日は「世界ゴリラの日」でした。
本園のイベント(クイズラリー、ガイド、インスタライブなど)や日本のゴリラ飼育6園協同イベント「~世界ゴリラの日~特別ライブ配信」にご参加・ご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。

実は、24日に合わせて大阪・関西万博のガボン館でも世界ゴリラの日を記念した企画があり、



ゴリラ画家の阿部知暁さんとともに、ご招待いただき、参加してきました。

 
 最初にガボン陳列区域政府代表 二ーナ・アブナ氏から、ガボン共和国は、国土の約8割が熱帯雨林で、野生のニシゴリラ(推定30~35万頭)のうち、約40%が暮らしていることやゴリラの保全、エコツーリズムなどに取組んでいることを、


 そして、ガボン国立科学技術研究センター(CENAREST)アルフレッド・ンゴマンダ教授からは、ガボンでの調査研究や日本との協力関係をお話しされ、


 次いでムカラバ・ドゥドゥ国立公園で調査研究を行っている日本グループの竹ノ下祐二教授(岡山理科大学)をはじめ、藤田志歩教授(鹿児島大学)、松浦直毅准教授(椙山女学園大学)、田村大也助教(京都大学)や本園の名誉教授である山極壽一所長(総合地球環境学研究所)とともにゴリラの人付けを行い、現在は一般社団法人エコロジックの安藤智恵子氏からエコツーリズムについてお話をされました。


 私からは、京都市動物園のゴリラの紹介と本園飼育員がガボンで見た野生ゴリラの姿に感銘を受け、「ゴリラのおうち」でも樹上にいるゴリラをイメージできるように空間をデザインしたことをお話しさせていただきました。

 また、阿部知暁さんからは、ムカラバ・ドゥドゥ国立公園で暮らす「ムル」を描いた絵や絵本を通じて、ガボン共和国のニシゴリラを、子どもたちに伝えていることをお話しされました。
 動物園は「野生の窓」ですので、今後も飼育下での取組を通じて、野生の状況についても伝えていきたいと思います。


 このような企画に参加する機会をいただき、本当にありがとうございました。
 園長 和田