飼育員ブログブログ

2025年10月20日(月)寒露のアカゲザル

4月8月と腫瘍の摘出手術をしてきた、アカゲザルのボコ2。

(8月の手術直後)


(9月下旬)


(10月初旬)

徐々にではありますが、
腫瘍の再発が見られ、肥大化が進んでいる状態です。

今後のケアについて、獣医と相談しながら検討しているところですが、
・再オペをしても、完全な腫瘍の除去は難しく、再発の可能性があること。
・すでに他の部位に転移している可能性があること。
・何度も捕獲をすることは本人の負担になること。
・この腫瘍に対する有効な投薬手段はないこと。
これらの状況を踏まえ、再度摘出手術をする可能性は低いと考えています。

現状、本人に食欲の減退は見られず、活動性にも影響が出ている状況ではありません。

しかしながら、現在実施しているQoL(生活の質)の評価を継続し、
明確に腫瘍による大きな負担が発生している事態となった場合には、
辛い判断が必要になるかもしれません。

ボコ2の様子を観察しながらどのような対応ができるのかを考えていきます。
ご承知おきください。

アカゲザル担当
オカベコウタ