生き物・学び・研究センターブログ
2025年5月9日(金)「京都の森」で育ってます
5月は、京都の三大祭のひとつ、葵祭が行われる月です。
葵祭については、こちらのサイトをご覧ください(京都観光オフィシャルサイトへのリンクです)。
葵祭の神事で烏帽子に差して使われるのが、フタバアオイと桂の葉です。
京都市動物園では、一般財団法人葵プロジェクト様から、フタバアオイの株を分けていただき、「京都の森」エリアで育てています。フタバアオイは乾燥を嫌うので、日当たりのよい場所には育たないため、植える場所を探した結果、野鳥舎のそばの植栽の陰になるところに植えました。

フタバアオイはこんな植物。

毎年、冬になると地表部が枯れてしまうのですが、地下茎が生きているので、春になると新しい葉が顔を出します。


桜が咲く時期には葉が出そろった感じになりました。

「京都の森」を歩く際には、ちらっとのぞいていただいて、京都の季節を感じていただけると幸いです。
