生き物・学び・研究センターブログ

2026年3月25日(水)(チンパンジーのお勉強)コイコの日

京都市動物園のチンパンジー、コイコは野生生まれの個体で、推定で40代の後半(約50歳)になりますが、まだまだ元気に勉強にも参加してくれています。

この日は、勉強部屋に一番に入ってきたコイコ。他の個体の様子を気にしています。

数字の勉強を始めました。コイコは「チンパンジーのお勉強」を始めた2009年からずっと参加し続けてくれているチンパンジーです。

最近は息子のニイニをはじめ、群れのオスたちに勉強の場所を占有されていることが多く、あまり勉強には参加できていませんが、やる気はまだまだあります。チャンスがあれば、自分の問題に取り組んでいます。

最近数年間のうちに、左目の瞳孔(人間の黒目の部分)が真っ白に見えるようになり、おそらく見えていないのではないかと思われますが、画面の中の数字を探すことに不自由しているようには見えません。

他のチンパンジーたちのことが気になるコイコ。

やがて息子のニイニが入ってきて、並んで勉強することになりました。

左がコイコ、右がニイニ。

ニイニは自分が問題を間違えると、隣のチンパンジーがもらっているごほうびを奪い取ったり、時には割り込んで問題を代わりにやったりします。そして気が済むと、元の場所に戻ります。

自分の息子のわがままに何も抵抗しないコイコ。

チンパンジーとしても高齢の域に入ったコイコですが、学習成績は上がりはしないものの、落ちることもなく、正解率50%~60%で維持しています。まだまだコイコ健在を感じられた日でした。

YouTubeの【公式】京都市動物園チャンネルでは、この日のエピソードを動画で見られます。こちらもご覧ください。

(チンパンジーのお勉強)コイコの日

田中正之