生き物・学び・研究センターブログ

2026年6月23日(火)(チンパンジーのお勉強)モニターが点(つ)かない!?

チンパンジーのお勉強部屋では、多くの電気(電子)機器を使っています。機械なので、使っていく中で調子が悪くなったり、壊れることもありますが、それはいつも突然起こります。これはそんな日のお話。

「チンパンジーのお勉強」が始まりました。

勉強を始めたニイニ(中央)とローラ(右)。手前の背中はジェームス。

何かいつもと違う!? 勉強部屋の外にいる私はこの時には気が付いていませんでした。

コイコやロジャーも入ってきました。ロジャーは右のモニターの前に座ります。

勉強部屋のチンパンジーたち。左から、ローラ、ジェームス(手前)、ニイニ(奥)、コイコ、ロジャー。

ロジャーはモニターの前に座りますが、問題を始めません。「ん?何かおかしい。」

急いで、右のモニターを制御しているパソコンを見に行きます。パソコンがスリープ状態になっていたり、モニターの電源スイッチがオフになっていたりすることが、時々あるからです。

勉強部屋の外で、右のモニターを制御するパソコンやその周辺装置を調べている私。

調べた結果、どちらも電源は入っていますが、モニターが点きません。「これは困った!」 コードの接続が外れていないか、ひとつひとつの部品を確かめますが、その間待たされているロジャーは、イライラしてきます。モニターを叩いて、早く始めろとばかりに催促(されているような気になります)。

焦りまくって機器の確認をしている私の様子を見ているロジャー。時々、モニター画面をドン、ドン、と叩く。

ロジャーが腹を立てて、モニターを強く叩いて壊してしまったら大変なので、時々ごほうびの食べ物を出してロジャーの気をそらせながら、復旧作業に当たりますが、モニターはつかないまま。。。

モニターを強く叩くロジャー(右)。モニターが壊れないか、ヒヤヒヤしながら復旧作業を試みているところ。

結局、勉強時間中にモニターは直らず、チンパンジーたちもそのうち飽きたのか、全員外の運動場に出て行ってしまいました。

あれこれ手を尽くしてみるが、結局この時間では直すことができず。

結局、わかったのは、モニターに電気を供給する部品(交流100Vを直流24Vに変換するスイッチング電源)が壊れてしまったようでした。使っているタッチモニターが、少し特殊なタイプで、専用のACアダプターがなく、直流24Vを供給するための部品を自分で用意しないといけないのです。考えてみればこのお勉強部屋で10年以上使い続けてきたので、壊れても不思議ではないのですが、前回の勉強のときには異常がなかったのに。。。(よくあることなんですが)

取り外したスイッチング電源。

代わりの部品をつないでみると、すんなりとモニターが点き、次の勉強時間ではまったく問題なく使うことができました。こちらも古いものですが、ちゃんと動いてくれました。

おそらく20年以上前に買ったもので、最近は予備として取っておいた。

部品を交換して、最初の勉強の日。右のモニターも、いつもと同じように動作してくれました。

いつもと同じように勉強するチンパンジーたち。左から、ジェームス、ニイニ、ローラ。

田中正之