救護センターブログブログ
2017年10月26日(木)鴨来る
	カモが渡ってくる季節になりました。
	救護センターにもヒドリガモのメスが来ています。
	 
	カモのメスはどれもよく似ていて,パッと見,茶色のカモです。
	オスと一緒に泳いでいると,まだわかりやすいのですが
	 オナガガモ
 オナガガモ
	 ヒドリガモ
 ヒドリガモ
	メスが1羽だけだと種名を特定するのは難しく,
	「個体差もあるし,わからへん!」と頭を抱えることもあります(>_<)
	くちばしの色や羽の模様,
	過眼線(目の付近にある筋状の模様)の有無などで候補を絞っていきます。
	 ホシハジロ 嘴の先の白い線
 ホシハジロ 嘴の先の白い線
	 トモエガモ 嘴のきわの白い点
 トモエガモ 嘴のきわの白い点
	このヒドリガモも,ヨシガモ? アメリカヒドリ? ヒドリガモ?と悩みに悩み
	見れば見るほど,どれも正解のような気がして…。
	結局,野鳥に詳しい方々に尋ねて,ヒドリガモとなりました。
	この子は首に深い傷を負っていました。
	ぐったりしていたので,縫合手術に耐えられるか心配でしたが
	よく頑張ってくれました。
	術後の経過も良く,エサもしっかり食べるようになり
	日に日に元気が戻ってきているように感じます。
	このまま順調にいけば,来週には水鳥用の泳げるケージに移せそうです。
救護センタースタッフ 吉川
