救護センターブログブログ
2019年1月1日(火)12月の救護状況
あけましておめでとうございます!
	12月は鳥類5種5羽の搬入がありました。
	そのうちシジュウカラが元気に野生へと返っています。
	民家の庭先に設置されたネズミ捕りシートにひっかかっていたところを
	救護されました。
	顔やお腹にベタベタとした粘着物質がついており,これを洗浄し,
	翌日には元気に野生へと返りました。
	ネズミ捕りやゴキブリ捕り用のシートなど,
	粘着剤による汚染もよく見られる事故のひとつです。
	身動きが取れないため衰弱死したり,
	無理に動くことで骨折してしまうケースもあります。
	
	     スズメ 2012年の事例。現在は救護対象外。
	また,体の小さな鳥にとって,洗浄作業は非常に負担のかかる行為でもあります。
	
	                 メジロ
	みなさんにご協力いただきたいことはただひとつ,
	「粘着シートは屋内のみで使用する」ということです。
	ネズミやゴキブリが入りそうな穴や隙間を塞いだり,
	エサとなるような食べ物や生ゴミは容器や戸棚に入れると効果があります。
	私たち救護センター職員も少しでもこういった被害が減るよう,
	普及啓発に努めていきたいと思います。
	本年も野生鳥獣救護事業に御理解と御協力をいただだきますよう,
	よろしくお願いいたいします。
救護センター担当 アベ
