ゾウの繁殖プロジェクト保全の取組

概要

ゾウの繁殖プロジェクトは、「京都市動物園開園110周年」(平成25年)と「日本・ラオス」外交関係樹立60周年」(平成27年)を契機に、両国友好のシンボルとして行われています。
平成22年に在京都ラオス人民民主共和国名誉領事館が開設され、翌平成23年に関西ラオス友好協会が発足していたことも本プロジェクトの大きな後押しになりました。
平成25年7月12日にラオス人民民主共和国天然資源・環境省において、「京都市動物園におけるゾウの繁殖プロジェクト」に関する覚書が調印されました。プロジェクトの内容は、
1)ラオスからアジアゾウ4頭(オス1頭、メス3頭)の寄贈、
2)そのゾウを京都市動物園で飼育し、2国が協力して繁殖に取り組むというもので、ゾウの飼育・健康管理・繁殖技術の向上を図るため、ゾウたちの発達、行動や生理指標など、繁殖に関連する基礎データを収集する等の共同研究を実施しています。

覚書はこちら

また、平成26年7月29日に、京都市動物園、京都大学野生動物研究センター、及びラオス国立大学林学部間で学術交流に関する覚書を締結し、ラオスにおける調査研究に関して協力関係を構築しました。

覚書はこちら

平成27年7月30日に、「ゾウの繁殖プロジェクト」の覚書に基づく、人材交流に関して取り決めた覚書を、ラオス天然資源・環境省森林資源管理局において交わしました。
本覚書に基づき、平成27年の京都市とラオスとの間の人材交流が始まりました。

覚書はこちら

「ゾウの繁殖プロジェクト」における活動内容を、「どうぶつのくに.net」において
京都市動物園の「サバイディー!エレファンツ」(外部のサイトへのリンクです)
としてお伝えしています。

また、日々のゾウ達の様子は、動物園の「飼育員ブログ」や京都市動物園公式SNSでお知らせしていますので、御覧ください。

○令和7年度の取組

日付

内容

参考

令和7年5月31日

コミュニティ・バンク京信と京都市動物園の共催イベント
「ラオスからやってきて10年! ゾウのあかちゃんがみたいゾウ」
を開催しました。
(1)紙芝居「ゾウさんのお引越し」、(2)みんなで挑戦! ゾウさんクイズ大会、(3)ゾウさん博士になろう!飼育員さんと行くゾウさんツアー(要予約)、(4)ゾウさんと歩んだ10年 ゾウさん写真展、(5)手がたでゾウさんぺったんアート、(6)ゾウさんのうんちでハガキを作ろう!

 
令和7年5月28日

ラオス国立大学学長 デサノラット・セネデュアンデット様
同大学社会科学部長 ソムキット・ボリダム様 のご夫妻が、
在京都ラオス名誉領事館名誉領事 大野嘉宏様らと共に来園され、ゾウおよびゾウ飼育環境の視察をされました。

 
令和7年4月14日

ラオス駐日特命全権大使 アンパイ・キンダヴォン様と
在京都ラオス名誉領事館名誉領事 大野嘉宏様が、
ラオス大使館職員の皆様と共に来園され、ゾウの視察をされました。

 

○令和6年度の取組

日付

内容

参考

令和7年3月28日

京都信用金庫様からの、「京都市動物園サポーター制度」を通じたゾウの繁殖プロジェクト支援を継続していただけることが発表されました。2025年度より10年度にわたり、寄付総額2,000万円(毎年200万円)の支援をいただくとともに、これまでに引き続き、職員の皆様によるボランティア活動などの人的支援も実施していただきます。(京都市動物園HP京都信用金庫HP

 
令和6年12月20日

ラオス ポーンワン計画投資省副大臣とシーソンブン同省国際協力局長が、同国在京ラオス大使館職員及び日本国外務省国際協力局職員の皆様と共に来園され、ゾウの視察をされました。

 
令和6年12月8日~11日

「ゾウの繁殖プロジェクト」に基づく人材交流事業により、ラオスから7名の代表団を招聘しました。
 ソムキアット・パシー 首相府副大臣
 ドゥアンタ・サイブート サイニャブリー県副知事
 インヴァン・カケオ 同県副知事夫人
 シパパイ・サイソンカム 農林省常任事務局長
 チャンコン・サイソンカム 同局長夫人
 ブンタビー・ドゥアンポシー ラオス国立大学森林科学部地域林業・農村開発室長
 プートーン・コムキーン 農林省森林局野生動物・CITES管理室次長

京都市動物園でのゾウの視察
京都市長表敬訪問
京都市動物園での「ゾウ来園10周年記念講演会 若ゾウたちのふるさと ラオス」
京大での国際セミナー(外部サイトへのリンクです)
を実施しました。

  
令和6年12月6日

ラオス国営通信記者のナムカラック氏がゾウ繁殖プロジェクトの取材のために来園されました。

 

○令和5年度の取組

日付

内容

参考

令和5年12月14日~18日

「ゾウの繁殖プロジェクト」に基づく人材交流事業により、ラオスから5名の代表団を招聘しました。
 ソムチッド・チャンタボン サイニャブリー県副知事
 コムサン・サイヤセイン ラオス首相府法制局長
 シサバット・ホムダラ ラオス農林省事務局次長
 ケオプーヴォン・チャンタパニャ
        農林省森林局野生生物・CITES管理課長
 ヴィエンサモン・タマヴォン
        ラオス国立大学森林科学部学術部門副部長  

京都市動物園でのゾウの視察
京都市長表敬訪問
京都市動物園での講演会「若ゾウたちのふるさと ラオス」
京大での国際セミナー(外部サイトへのリンクです)
を実施しました。

   
令和5年5月20日

開園120周年記念事業として、ラオス・サイニャブリー県のゾウ保全センター(Elephant Conservation Center)創設者のセバスチャン・デュフォー氏(Mr. Sebastien Duffillot)によるラオスのゾウについての講演会
  「野生に帰る」:ゾウ保全センター物語(“BACK TO THE WILD”: The Elephant Conservation Center Story)
  を開催しました。

 
令和5年4月10日

(株)伊藤園様「私の街の、未来の桜プロジェクト」植樹式。
  詳しくはブログ「わたしの街の未来の桜プロジェクト」をご覧ください。

 

○平成31年/令和元年度~4年度の取組

日付

内容

参考

令和5年3月4日

ラオス外務省副大臣御夫妻他、関係者の皆さまをお迎えしました。
  ポーサイ・カイカムピトゥーン ラオス外務副大臣
  スッダヴォン・カイカムピトゥーン 夫人
  チャンタソン・インタヴォン(通訳兼コーディネーター)
  大野嘉宏 在京都ラオス名誉領事館名誉領事ほか、関西ラオス友好協会、ラオス人留学生の皆さんと一緒にお迎えしました。

 
令和5年2月17~19日

ラオス サイニャブリー県の第16回ゾウ祭りに、大野嘉宏 在京都ラオス名誉領事館名誉領事、関西ラオス友好協会 立木会長他7名の皆さんが、出席しました。

 
令和5年2月13日 オスゾウの環境エンリッチメントのために、タイヤを購入しました。
詳しくは、飼育員ブログ「アジアゾウのオスグラウンドにタイヤを取り付けてみました!」をご覧ください。
令和4年10月28日(金)~11月1日(火)

「ゾウの繁殖プロジェクト」に基づく人材交流事業により,ラオスから3名の代表団を招聘しました。
ペッヴィサイ・スーヴィライ サイニャブリー県副知事
ソムヴァン・ピンマヴォン 農林省森林局次長
スーリパン・コーネカンマ 首相府司法行政部門長代理

京都市動物園でのゾウの視察
京都市動物園でのラオス講演会
京大での国際セミナー
京都市長表敬訪問

生き物センターブログで代表団の活動の様子を紹介しました。




令和4年10月1日(土)

シーサイ・ラオス人民革命党中央組織委員長ほか、ラオスの関係者の皆さまが、ゾウたちに会うためにご来園くださいました。

令和4年 3月25日(金)

ゾウの保全について普及啓発のためのパネルを
「ゾウの森」屋外グラウンド前に設置

令和4年 3月1日(火)

「ゾウの繁殖プロジェクト」の活動を紹介する冊子
「京都でゾウの親子が見たい!~ゾウの繁殖プロジェクト~」を制作しました。
正面エントランス及び東エントランスで配布を始めました。
ブログでも紹介しました。

令和3年 11月2日(火) 駐日ラオス大使 フォンサムット・アンラワン大使をお迎えしました。
御夫君で中米ラオス大使のカムパン・アンラワン大使とご子息と一緒にお越しになりました。
新しく日本大使としてラオスに駐在される、小林賢一大使もお越しになり、ゾウたちに会っていただきました。
この日の様子はブログで紹介しています。

令和2年 2月18日(火)
~2月29日(土)

「ゾウの繁殖プロジェクト」に基づく人的交流事業による京都市代表団のラオス訪問。
派遣された職員:田中、中川、島田
・ラオス農林省森林局にてプロジェクトの経過報告
・ラオス国立大学学長を表敬訪問
・在ラオス日本大使館にて竹若敬三大使を表敬訪問
・サイニャブリー県にてニャンニョン副知事を表敬訪問
・サイニャブリー県農林局にてプロジェクトの経過報告
・サイニャブリー県で開催されたゾウ祭りに参列
・サイニャブリー県にあるゾウ保全センターを訪問
※サイニャブリー県では,関西ラオス友好協会の皆様と合流し、副知事表敬訪問やゾウ祭りへの参列など諸行事に参加しました。

ブログはこちら:
2020年 ラオスに行ってきました。【生き物センターブログ】
2020年 ラオスに行ってきました。(パート2)【生き物センターブログ】
ラオス出張(ゾウ祭り編)【飼育員ブログ】





令和元年 11月16日(土) 第22回SAGAシンポジウムで、「ゾウの繁殖プロジェクト」の活動内容について発表しました。
セッション1 : 動物園から伝えるメッセージ
「京都市動物園におけるゾウ繁殖プロジェクト ~ゾウを通したラオスとのつながり~」
詳しくは,SAGA22のページへ(外部サイトへのリンクです)
令和元年 10月14日(月・祝) 関西ラオス友好協会総会を京都市動物園で開催し、ゾウ繁殖プロジェクトの報告をしました。
令和元年 10月6日(日) ボービエンカム ラオス科学技術大臣
大野嘉宏 在京都ラオス名誉領事館 名誉領事
が来園されました。

令和元年 10月3日(木)
~10月7日(月)
「ゾウの繁殖プロジェクト」に基づく人材交流事業により、ラオスから6名を招聘。
スーサット ラオス農林省森林局長
ラッツァミー ラオス国立大学林学部長
カンプード サイニャブリー県農林局地区水産課長
他3名、計6名。

市長表敬訪問
京都市動物園でのゾウの視察
京都市動物園でのラオス講演会
京大での国際セミナー、他。

詳しくは、生き物センターブログをご覧ください。
ラオスより友来たる(その1)
ラオスより友来たる(その2)




令和元年 9月18日(火)
~10月14日(日)
「~ゾウのふるさと~ ラオス展」の開催
1 写真展(於:図書館カフェ2階,イーストギャラリー、ゾウ舎グラウンド西側)
2 特別イベント「ゾウの公開身体測定」(9月23日)
3 講演会「ゾウのふるさとに行ってきました!」(9月28日)
4 講演会「ゾウのふる里 ~ラオス・サイニャブリー~」(10月6日)
5 特別イベント「ごはんですよ~ -特別版-」(10月14日)
詳しくは動物園HP
~イベント情報
「~ゾウのふるさと~ ラオス展」の開催について
を参照ください。
平成31年 4月23日(火) 「ゾウの繁殖プロジェクト」に御支援いただいている洛中ロータリークラブの例会が動物園で行われました。この機会に、繁殖プロジェクトの経過報告をしました。
平成31年 4月20日(土) 「ゾウの繁殖プロジェクト」に御支援いただいている京都信用金庫の職員とその御家族の方々に、園内清掃のボランティア活動を行っていただきました。
この機会に、ゾウ達の飼育状況やラオスの現状を報告しました。

○平成30年度の取組

日付

内容

参考

平成31年2月19日(火)
~3月2日(土)
「ゾウの繁殖プロジェクト」に基づく人的交流事業による京都市代表団のラオス訪問。
派遣された職員:田中、長尾、瀬尾
・ラオス農林省森林局にてプロジェクトの経過報告
・ラオス国立大学ハウンペット副学長を表敬訪問
・在ラオス日本大使館にて引原毅大使を表敬訪問
・サイニャブリー県にてニャンニョン副知事を表敬訪問
・サイニャブリー県農林局にてプロジェクトの経過報告
・サイニャブリー県で開催されたゾウ祭りに参列
・サイニャブリー県にあるゾウ保全センターを訪問



平成30年11月6日(火)
~12月2日(日)
ラオス展
2014年11月に来園したアジアゾウ4頭のふるさとラオスを紹介する「ラオス展」を開催します。4頭の昔の姿やラオスの一大祭り「ゾウ祭り」の紹介に加え、ラオスの民芸品などの展示も行います。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
平成30年6月25日
~7月1日
人材交流事業のため、ラオスから繁殖プロジェクト関係者5名を招聘。
京都市長を表敬訪問。
京都市動物園にゾウの飼育状況の視察
京都大学野生動物研究センターで国際セミナー(外部サイトへリンクされています)
京都市農林振興室における研修
関西ラオス友好協会との交流会
京都市内文化施設(二条城等)の視察
京都市動物園でラオス講演会「子ゾウのふる里ラオス・サイニャブリー」

ブログでも訪日中の活動をお知らせしています。
ラオスより友人来たる(その1)
ラオスより友人来たる(その2)






平成30年4月21日
9:30~11:30
「ゾウの繁殖プロジェクト」に御支援いただいている京都信用金庫の職員とその御家族の方々が、園内清掃のボランティア活動を行っていただきました。
この機会に、ゾウ達の飼育状況やラオスの現状を報告しました。

これまでの経過