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2025年6月12日(木)ニシゴリラ(ゲンキ)の妊娠
この度、京都市動物園で飼育中のニシゴリラの「ゲンキ」が妊娠しました。
ゲンキにとっては、平成30年12月19日の出産(キンタロウ)に続く3回目の妊娠となり、このまま順調に経過すると、本園のニシゴリラの出産は、キンタロウの誕生以来6年振り6回目となります。
妊娠したゴリラ
・名 前 ゲンキ(メス)
・生年月日 昭和61年6月24日(38歳)
・出生場所 京都市動物園
・その他
履 歴 昭和61年6月24日 京都市動物園生まれ
昭和62年3月19日 東京都恩賜上野動物園へ移動
平成11年11月29日 京都市動物園に帰還
平成23年12月21日 ゲンタロウ(オス・第1子)出産
平成30年12月19日 キンタロウ(オス・第2子)出産

父親
・名 前 モモタロウ(オス)
・生年月日 平成12年7月3日(24歳)
・出生場所 東京都恩賜上野動物園
・来園日 平成22年10月18日
・その他 ブリーディングローン(繁殖を目的とした賃借契約)により、所有者である千葉市動物公
園から借受

出産時期
令和7年11月中旬から下旬ごろ
(妊娠期間は※237日~285日)
※EAZA・AZAのガイドラインに基づく
飼育経過
令和7年1月24日 ゲンキの発情兆候及び交尾を確認、以後定期的に交尾を確認
4月28日 簡易検査により妊娠反応陽性
糞中ホルモン検査を岐阜大学に依頼
5月10日 岐阜大学の検査で性ホルモンの上昇を確認
国内飼育状況
令和7年5月31日現在、国内6施設で19頭(オス10頭、メス9頭)が飼育されている。また、令和4月5月31日の「恩賜上野動物園」(東京都)における誕生に続く、ニシゴリラの国内20回目の出産例となる。なお、今回の出産は第3子となるため、動物貸付(繁殖)契約書に基づき、帰属については協議の上決定する。
(参考)ニシゴリラ(英名:Western Gorilla 学名:Gorilla gorilla)
ニシゴリラは西アフリカの熱帯雨林に生息している。繊維質の多いものから果実まで多様な植物の他、シロアリなどの昆虫も食す。雄は成長すると背中が銀白色になりシルバーバックと呼ばれ、数頭の雌とその子どもからなる群れを作る。生息地の環境破壊と密猟により減少し、ワシントン条約付属書I
(絶滅の恐れが最も高く、特に厳重に取引が規制されている種)に指定されている希少種で、その繁殖が大きな課題となっている。
お問合せ
京都市動物園総務課
電話:075-771-0210
※午前9時から午後5時まで(ただし動物園休園日を除く)