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2025年11月24日(月)ニシゴリラの誕生
この度、京都市動物園でニシゴリラの赤ちゃんが誕生しました。
母親のゲンキにとっては、平成23年12月21日のゲンタロウ、平成30年12月19日のキンタロウに続く3回目の出産となり、本園のニシゴリラの誕生は、キンタロウ以来6年ぶり6回目となります。
誕生したゴリラ
性 別 不明
出生年月日 令和7年11月24日(月)
そ の 他 父「モモタロウ」と母「ゲンキ」の第3子
・「モモタロウ」(オス)25歳
平成12年7月3日 恩賜上野動物園生まれ
平成22年10月17日 繁殖のため、所有者である千葉市動物公園から借受
(ブリーディングローン)
・「ゲンキ」(メス)39歳
昭和61年6月24日 京都市動物園生まれ
平成23年12月21日 第1子(ゲンタロウ・オス)出産
平成30年12月19日 第2子(キンタロウ・オス)出産
公開時期
母子の状態は安定し、群れのほかの個体も落ち着いていますが、本日11月24日は母子の展示は行っておりません。今後の公開については未定です。決まり次第ホームページ等でお知らせします。
本園における繁殖実績
昭和45年10月29日 「ジミー」(オス)と「ベベ」(メス)の間に「マック」(オス)が誕生。
国内初の繁殖。
昭和57年5月15日 「マック」(オス)と「ヒロミ」(メス)の間に「京太郎」(オス)が誕生。
国内で初となる二世代にわたる繁殖。
昭和61年6月24日 「マック」(オス)と「ヒロミ」(メス)の間に「ゲンキ」(メス)が誕生。
平成23年12月21日 「モモタロウ」(オス)と「ゲンキ」(メス)の間に「ゲンタロウ」(オス)が
誕生。国内で初となる三世代にわたる繁殖。また、日本生まれのペアによる
初繁殖。
平成30年12月19日 「モモタロウ」(オス)と「ゲンキ」(メス)の間に「キンタロウ」(オス)が
誕生。
取材について
しばらくの間、「ゲンキ」と赤ちゃんの撮影をしていただくことができません。
母子の動画及び画像をご希望の場合は、動物園までお問合わせください。
国内飼育状況
令和7年10月31日現在、国内6施設で19頭(オス10頭、メス9頭)が飼育されています。また、令和4年5月31日の恩賜上野動物園(東京都)における誕生に続く、ニシゴリラの国内20回目の出産例となります。なお、今回の出産は第3子となるため、動物貸付(繁殖)契約書に基づき、帰属については協議の上決定します。
参考
ニシゴリラ (英名:Western Gorilla 学名:Gorilla gorilla)
西アフリカの熱帯雨林に生息しています。繊維質の多いものから果実まで多様な植物のほか、シロアリなどの昆虫も食べます。オスは成長すると背中が銀白色になりシルバーバックと呼ばれ、数頭のメスとその子どもからなる群れを作ります。生息地の環境破壊と密猟により減少し、ワシントン条約付属書Ⅰ(絶滅の恐れが最も高く、特に厳重に取引が規制されている種)に指定されている希少種で、その繁殖が大きな課題となっています。
お問い合わせ先
京都市動物園 総務課(電話:075-771-0210)
※ 9:00から17:00まで。ただし、動物園休園日を除く。
