飼育員ブログブログ

2025年12月6日(土)小雪のアカゲザル

腫瘍の治療と、経過をこれまで報告してきた
アカゲザルのボコ2の経過を少し紹介させていただきます。

(顔面の腫瘍が、徐々に進行してきている状態です。)
腫瘍が気になって、本人がいじってしまうこともあり、
時折、出血も見られます。

また、腫瘍による痛みがどれほどなのか、判断が難しいところもあるのですが、

毎日、蒸したサツマイモと蜂蜜を混ぜた団子で鎮痛剤の投与を行っております。

そして、徐々に体格がやせてきているところが気になりますが、
投薬の効果もあるのか、
こっそり餌を個別で与えに行くと、食いつきは現状、良い状態を保っています。

(蒸したサツマイモ(1枚目)や、柿(2枚目)を食べるボコ2)
もともとそれなりに順位が高いこともあり、
中位の順位の個体よりは、餌を取ることができる社会的な関係は維持できているようです。
(上位の個体にはさすがに勝てずに取られることもしばしば…)

さらに、生き物・学び・研究センターのサポートもあり、

ボコ2の行動観察を時々行っています。
(右隅にボコ2。)
今のところ、運動機能にまではあまり影響は出ていないようですが、
比較的、室内にいることが多いようです。


まだ今年は暖かい日和が多いのが幸いですが、
本人があまり無理をせず過ごせるよう、
引き続き、経過を見ていこうと思います。

アカゲザル担当
オカベコウタ