救護センターブログブログ
2025年8月13日(水)そ・ば・に・い・る・よ!ヒナは親鳥に任せよう!
野生鳥獣救護センターです。
長らく更新、修繕が滞っておりました掲示物を更新いたしました。
パウチ部分だけでもとりあえず…と思ったのですが、土台や枠の劣化具合も気になりましたので、オールリニューアルのはこびとなりました。
この掲示物には、比較的私たちの生活の傍らで生活している身近な鳥類を載せています。えー、こんな鳥いるー??と思う種もあるかもしれません。鳥を探す時は、姿よりも声を頼りに探しますと見つけやすいかと思います。「あら、こんなところにいたのね!」と感じる事ができると、鳥をはじめ様々な生き物を探すのが楽しくなりますよ。
なお、内容は時々変化しますので、来園の際は都度ご覧になってくださいませ。沢山作ったらファイルにとじきれなかったのです(笑)「なんか増えてる!」と楽しんでいただき、それが鳥や自然に興味を持つきっかけとなれば幸いです。


最近は今年生まれの巣立ちヒナ〜若鳥が一人前になるために、一生懸命飛んだり餌をとる練習をしています。私達人間からみると、たよりなく弱々しいため、つい守ってあげたい、保護したほうがいいのかな、と考えがちです。しかし彼らは野生動物。一人前になるためにはこの期間を自力で乗り越えなければなりません。
どうかこのような光景をみかけたら、そっと立ち去ってください。見続ける事で観察圧が高まると、親鳥が近づくことができません。
「見守る」という言葉は難しいもので、その場でじーーっと見る事、チラリとみてすぐに立ち去る事、両極端の事が「見守る」と表現できてしまいます。救護センターでは後者の意味で「見守ってください」とお願いしています。
路上等の危険な場所であるならば、そっと草むらや路肩、街路樹の下等に少しだけ移動をさせ、すぐに立ち去りましょう。
人と野生動物とのよりよい関係構築に、どうぞご協力ください。よろしくお願い申し上げます。
野生鳥獣救護センター みやがみ